★ZOZO前澤社長と剛力彩芽の交際報道の下らなさ 報道のマーケティング活用「SNS活用の目的と価値」★

ZOZO前澤と剛力彩芽

 

最低限の情報収集の一環として,毎日ヤフコメランキングをチェックしている.大抵は芸能やスポーツの話題か,ウヨクとパヨクの詰り合いが上位を独占しており,日本は平和だけれども不寛容で病んでいることを教えてくれて不快な気持ちにさせれくれる素敵なメディアだ.

 

 

そして,連日 ZOZO前澤友作社長と剛力彩芽さん(以下敬称略)の芸能ネタがバズっている.世の中には,成金(羨ましい)と芸能人の熱愛という,実にどうでも良い情報を毎日追いかけたり,ウォッチする人間がたくさんいるようである.うんざりすることに,上質で価値のあるアクセスが集まらないコンテンツよりも,下劣で低品質であってもアクセスさえ集まるコンテンツは金になる.そういう世界にGoogleがした.

 

 

だから記者やライターは,毎日ゴシップネタを書き続け,暇な人間はそれに文句を言い続け,そのような層はリテラシーが低いことが大半なので,○○ダイエットとか,○○で一攫千金という広告を踏み,微塵の付加価値も生まれない経済活動が生まれるわけだ.馬鹿馬鹿しいが金になる.

 

 

さて,発見も学びも面白さもないゴシップネタが量産される背景への言及はこれくらいにして,ZOZO前澤社長と剛力彩芽がそれぞれにSNSを活用して情報発信をすることの目的と効果を考察してみたい.

 

 

SNS利活用

 

 

一般的には,SNSによる情報発信をする際の目的は大きくわけて2つである.「知ってもらうこと」「承認欲求を満たすこと」のいずれかだ.前者の知ってもらうことの例で言えば,ひとりジャーナリズム報道がある.あおり運転や事故や事件の現場に直面した際に,その記録を撮り,世界に発信することでその事実を知ってもらうという情報発信である.それが正義感によるものか,知名度向上を狙うものか,感情はケースバイケースであるが,世界のみんなに知って貰いたいという欲求がトリガーになる.

 

 

次に承認欲求を満たすためにする情報発信がある.SNSによる情報発信は9割以上のほとんどがこれに該当するだろう.自撮りや飲食の写真,風景写真をアップして,見て見て!私ってこんなにリアルが充実しているの,こんなに美味しいもの食べてるの,私はこんなに面白いことが表現できるんだよ,等々,自分が素敵だと思っている経験や,自分の能力をPRすることで,いいねを得ようとする情報発信である.

 

 

不細工な女が変な服を着ている,とか,不味そうな手料理,などのその情報発信に何の価値があるのか?時間とメモリの無駄!,と決して声には出さないのがマナーであり思いやりであると思っているけれども,いいね以外にもケチをつける暇人が絶えないからSNSは注目を集めるし,アクセスが集まることでカネになる.

 

 

このように,一般人(普通の人)の情報発信は目的が単純な分,基本的には時間の浪費しか生まれない.ただし,著名な人間の情報発信には,広告や宣伝が絡むことが往々にしてある.今回のケースで見れば,前澤社長は注目されてネタになればなるほど,ZOZOの知名度は上がる.

 

 

ただし不思議なのは,ZOZOは時価総額1兆円を超えた日本でも有数の成長企業であり,発足したばかりで知名度の低いベンチャー企業ならいざ知らず,芸能ゴシップネタで注目を浴びることで企業ブランドや前澤社長の評判が上がるとはとても思えない.

 

 

とすると,完全に承認欲求であり,剛力彩芽と交際していることを自慢したいだけなのかもしれない.だが,おそらくほとんどの人間は羨ましいとは思っていない(主観).同時期に熱愛が発覚した石原さとみが彼女なら羨ましいと思う人間はたくさんいるだろうが,剛力彩芽では嫉妬の感情すら向けて貰えないだろう.

 

 

そのため,前澤社長には知名度アップの多少のメリット,注目を浴びることによる外野からの野次リスク,と微々たるリターンがリスクを上回り,目立ちたい欲求が抑えきれなくて情報発信を続けていると推察できる.

 

 

SNSの功罪

 

 

次に剛力彩芽がSNSで情報発信を積極的にすることの目的と損得について考察してみよう.はっきり言って剛力彩芽が情報発信をするメリットは微塵もなく,デメリットと損失しか生まれない.失礼ながら頭があまり良くないのだろう.

 

 

少しでも判断力や想像力が働けばわかるのだが,若い女優(彼女が女優なのかタレントなのかはわからないけれども)の価値は男の情報が出てくると毀損する.成人した女性が誰と付き合おうが自由であるし,交際報道自体が馬鹿らしいけれども,女優が交際をPRすることは百害あって一利もない愚行である.

 

 

だからアイドルグループは表面上恋愛禁止などと謳っているし,女優もアイドルも女子アナウンサーも出来るだけ隠れて(目立たないように)交際をして,決して自分からは情報発信をしない.これは自己保守行動の一環でもある.

 

 

そもそも俳優やタレントというのは本人の実力以外の要素が大きい職業だ.どれだけ事務所やパトロンが力を持っているのか,生まれ持った容姿やセンス以上に「運と投資」により成功するかどうかが決まる.不細工で頭が悪くても二世タレントはテレビに登場できるし,どんなに可愛くて綺麗であったとしても,渋谷でスカウトされる相手が芸能事務所かアダルト事務所かでその後の人生は大きく異なる,そういうことだ.

 

 

だから,凄く綺麗で可愛くてもブレイクしない場合が多々あり,芸能界はそんな魑魅魍魎で溢れている.売れるかどうかはタイミング(若さ)と運に賭けるしかない.だから地下アイドルやグラビア女優が安く自身を売るという悲惨な結果が多々生じる.話は変わるが,パパ活が普及し過ぎてて怖い.あなたの嫁や彼女は小遣い稼ぎした経験がないといいね.

 

 

そのような社会の仕組みを少しでもわかっていれば,剛力彩芽は事務所や支援者の莫大な投資により人気女優の地位を手にしたタレントであり,その真面目さなのか清廉性なのか何が評価されているのか知る由もないが,テレビCM等をはじめとしたスポンサーは,彼女とコラボすることで商品価値,サービス価値が上がると彼女(事務所)に高い金を払って契約していることに考えがいくだろう.

 

 

そこへ ZOZO前澤社長とのラブラブ情報w の発信である.理解に苦しむ.いや,感情としては理解できるのだ.日本でも有数の金持ち社長と交際することにより,最高級マンションに住み,最高級料理が食べられ,プライベートジェットでワールドカップのサッカー観戦まで出来た.経験は素晴らしいし羨ましい.

 

 

これはどんなに綺麗な容姿を持った女性でも中々手にすることができない経験であり,かつライバル女優やアイドルを嫉妬させて,勝ち誇れる経験だろう.自慢したい気持ちはわかる.糞不味そうな手料理を発信する連中とはわけが違う極上の経験価値である.

 

 

ただし,それを誰が知りたいのか?ということだ.ZOZO前澤社長との交際は剛力彩芽としての商品価値を著しく毀損する.彼女のファンは成金男性との交際記録の積極的な情報発信を見て応援したいと思うだろうか? 良かったねと祝福してくれるだろうか? 嫉妬をしてくれるだろうか? いや,残念ながらほとんどは負の感情を抱くだろう.

 

 

SNSによるブランディングとマーケティング

 

 

大衆が無関心であればまだ良いが,嫌いとかムカツク,ウザイといったネガティブワードがネットに踊る.スポンサーにとっては剛力彩芽は商品イメージの向上に寄与するのではなく,イメージ悪化に作用する.

 

 

事務所の投資によって下駄をはかせてもらい,強運にも恵まれ,芸能人という特殊な環境で一定の地位を確立した剛力彩芽というブランドは,それが奇跡できな出来事であったために,その商品価値は急速に暴落することになるだろう.ベッキーが叩かれて地獄へ突き落された怖さを同じ世界にいて学んでいない彼女の言動には驚く他ない.

 

 

というわけで,自らブランド価値を毀損した剛力彩芽は,このままZOZO前澤社長と破局してしまうと大損することになる.結婚という結果になりさえすれば剛力彩芽は一生贅沢に暮らしていける果実を手にできるけれども(離婚したら財産分与,離婚を拒んで婚姻費用請求と莫大な金が約束される),別れたらゼロであり,後に残るのはブランド価値が毀損した後の彼女自身の他にない.

 

 

ZOZO前澤社長は楽しく交際するにせよ,遺伝子(子ども)を残すにせよ,結婚してしまうと財産の一部は剛力彩芽の持ち分となってしまうわけで,いずれにせよ結婚するメリットはほとんどない(結婚制度の詳細や損得は藤沢数希氏が「損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)」丁寧に記しているのでおすすめである).

 

 

ZOZO前澤社長にはまったくリスクもロスもなく,剛力彩芽は大きなリスクを負ってSNS情報発信をしている.この事実を考えれば,剛力彩芽は結婚というゴール(イグジット)以外に選択肢はなく,今後の人生を賭けたゼロサムゲームであり,破局したら大損失になる.それを理解してZOZO前澤社長の退路を塞ぐためのSNS発信であれば凄いし,結婚したら誰がなんと言おうと彼女の勝ちである.

 

 

外野がなにを考えて熱心に観戦しているかわからないが(暇人の行動は理解に苦しむ),この辺のパワーバランスを理解しておかないと,ゴシップ観戦しても面白くないだろう.というわけで,もちろん剛力彩芽の希望と意思次第であるが,ZOZO前澤社長は公に交際をSNS発信している以上,彼女が望む結果を受け入れるべきだろう.

 

 

というわけで,こんなどうでも良い下世話なネタを投稿したのは「ZOZOという企業に将来性はあるか?」「結婚式仲介ビジネスの闇」という執筆中の記事の序章と導線のためであったりする.近々アップするのでご覧になっていただければ幸いである.