★東京都立大学の名称復活.首都大学東京は東京都立大学へ.大学名のブランド価値と大学経営戦略★

 

「首都大学東京」の名称を「東京都立大」に戻す方針が都知事より発表された.2020年4月に変更する予定とのことである(首都大学東京の名称変更について).

 

 

 

 

小池都知事は築地市場の豊洲移転の件と東京オリンピックの件で,政治経済をめちゃくちゃにして大損失をもたらした張本人であり,山本一郎氏が「ほとばしる無能」と指摘した候補者よりも,はるかにヤバい人物であると考えているのだけれども,首都大学東京という大学名を都立大学に戻すことについては評価したい.というか,名称改悪を元に戻しただけであるので,政策でもなければ評価する価値もないぐらいの出来事であるのだが,首都大学東京という名称を皆が嫌い過ぎていて,こんなことが評価されるのが日本のヤバさを見事に表している.

 

 

首都大学東京は,大学名を大した戦略も展望もなく莫大な時間と稼働をかけて変更し,首都大学東京という大学名称があまりにも不評で各方面に悪影響を及ぼしたため,元の結果に戻すことになったようである.日本の腐った既得権益の横暴を現場が止められなかった挙句,皆が不幸になったという,実に日本的で愚かな政策を具現化したわかりやすい例であると思う.

 

 

そもそも,都立大学の名称の首都大学東京への変更は,マーケティング知識もなければブランド価値の重さもわからない頭の悪い権力者が歴史ある大学名を改革だと唱えて改悪して残念な結果になることが当初から叫ばれていた. この意思決定がどうしようもなく愚かなのは,ブランドの資産価値を解していない無能(ほとんどの既得権益)が多すぎることである.

 

 

例えば企業の例では,東京海上という絶大なブランドがありながら,シンプルでネームバリューのある企業名「東京海上」に日動をくっつけて,平気でブランド価値を棄損することであり,東京三菱銀行が買収先を御しきれず,権力闘争の結果生まれただけの,糞ネーミングのUFJという名を組み合わせることも海外からはクレイジーだと馬鹿にされている.

 

 

欧米は買収先企業のネーミングに価値があると評価すればそれをそのまま使うし,評判が悪く不要と判断すれば切り捨てる.バイエルがモンサント名を捨てたような定量的な評価ができない人材ばかりだから,おかしな企業名ばかりになる.経営学の授業の初歩で習うことを日本では意思決定に携わる者の結構な割合が解していない.

 

 

日本の為政者と経営者の質の悪さは改めて指摘すると絶望的な気持ちになるが,都知事の意向で名前や制度を変えられるシステム自体がもっとも大きなバグなのかもしれない.都立大学は立地に優位性はないものの,駅からのアクセスは悪くなく,南大沢キャンパスにはの大学構内にある学生寮は,日本で一番リーズナブルに住環境を提供しており素晴らしい.郊外の大学だからこそ土地に余裕があり,学生の住居を充実させる戦略も取れる.是非頑張っていただきたい.

 

 

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