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★「社員懇談会」「OB・OG訪問会」という早期選考会 就活は嘘つき企業と話を盛る学生の騙し合い★

社員懇談会という早期選考

→「だまし面接」が蔓延する、就活現場の裏表

 

この面談は選考ではありません。本日の会は採用選考とは関係ありません。この言葉から始まる早期選考がどれだけ多いことか。採用に直結するのか直結しないのかはっきりしない面接が増えてきた。と筆者は言う。青田買い面接を明言せず実施するケースは以前より多くみられたが、近年はより顕著である。なぜこんなわかりにくい事態が起きているかは、リンク先記事をご覧になっていただければと思うが、諸悪の根源は経団連の「採用選考に関する指針」と、その採用スケジュールを表面上だけ守ろうとする企業の採用姿勢である。

 

OB・OG面談、リクルーター面談、社員面談という名で学生を集め、本日の面談は選考には直結しないけれども話が聞きたい。あなたの学生時代の取り組みや自己PRを教えて欲しい。などと言う。採用面接とほぼ同様の内容を問う。そしてそこで選別した優秀な学生をショートカットで本選考へ送るのだ。

 

企業の採用が厳しい競争の中、学歴で選別することや優秀な学生に先行してアプローチすること自体は合理的であり、それを否定することはナンセンスであろう。しかし「だまし面接」は不誠実かつ卑怯な手段ではなかろうか?守るべきは自社の利益であり、真摯に向き合うべき対象は学生であり、敬意を示すべきはフェアネスだろう。

 

 


 

企業は新卒採用の取り組みとして、弊社は優秀な人材を獲得するために、経団連の採用スケジュールよりも先行して実施している。本日の面談(社員懇談会)は選考も兼ねているとどうして言わないのか? 表面上は経団連の指針を遵守している姿勢を見せつつ、裏で破る。コンプライアンスが聞いてあきれる。こんなことがまかり通っている。

 

笑えないのは、優秀な人材から順番に、このような茶番を避けて外資や最上位企業に採られていくことと、この「選考ではない」という嘘の言葉を信じて、PRする気が一切ない学生や、自分を売り込めない学生が少なくないことだろう。そしてその後に起きるのが、話を精一杯に盛る学生と、どれだけ自社が素晴らしいかをPRする企業。3回程度の面接での騙し合い。

 

騙す方が悪いのか? 騙される方が悪いのか? 日本のダブルスタンダードという悪しき風習にそろそろ社会がNGを突きつけるべきではないか? 本来はそれがメディアの役割であるはずだが、日本のマスコミはほとんど機能していない。嘆かわしい限りである。

 

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