★アイリスオーヤマの液晶テレビは魅力がなく残念な製品 日本企業の絶望的に低い黒物家電の競争力★

 

アイリスオーヤマからグローバルスタンダードより周回遅れの残念な液晶テレビを発売するとのプレスリリースが発表されたので,日本企業がどれくらい競争力が低いのかを表す事例として紹介したいと思う.

 

→アイリスオーヤマテレビ市場参入.4K対応の43V型液晶テレビが7万9800円から.

 

先にお断りしておくが,アイリスオーヤマはとても良い企業だ.リーズナブルな家電製品や白物家電,家具など,コスパの良い製品を製造&販売しており,高く評価している企業の一つである.販売管理費も安くてSHARP(シャープ)のように無駄にプライドも高くない.安くて良い製品を提供する素晴らしい企業.

 

だがしかし,残念ながら今回の液晶テレビの発売も,黒物家電事業への新規参入も愚策と言わざるを得ない.日本の製造業には黒物家電の競争力が欠片もないことを認識していないのだろう.

 

無知で情報弱者の日本人消費者の中で,かつテレビを有難がり,SONYやPanasonicなどの優良ブランドを購入できない層を狙ったのであろうが,価格競争力に欠けて魅力がない.つまり,アイリスオーヤマの強みであるコスパが全然発揮されていない.だれがこんな製品を買うのか? 大いに疑問である.

 

49V型液晶テレビが99,800円とのこと.アイリスオーヤマという安さが売りのブランドの安くもない中途半端な価格.消費者を馬鹿にし過ぎではないだろうか? 世界のスタンダードは以下のような製品だ.

 

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繰り返すが,アメリカでは東芝の「50インチ」「Ultra HD」の「スマートTV」が350米ドル(4万円未満)で売られている.二つの選択が与えられれば,アイリスオーヤマの液晶テレビは十中八九選ばない.日本の黒物家電は絶望的な程に残念な市場と化している.

 

そして,こんな魅力もなければセールスポイントもない商品をマスコミ各社は揃って同じ報道をする.検索結果も製造販売会社であるアイリスオーヤマのプレスリリースを最上位にすべきなのに,酷いアフィリエイトサイトや新聞社やネットメディアの記事が

上位に表示され、情弱な消費者は安いのか高いのかも判断できない.メディアが情弱を量産する残念な構図.

 

おそらく液晶テレビだけではなく,日本企業が黒物家電で挽回することは困難であろうが、白物家電や他分野ではまだ辛うじて生き残れるだろうから,選択と集中の分野を間違えずに頑張っていただきたいと願っている.

 

以下,プレスリリースの引用.

 


アイリスオーヤマ黒物家電事業に新規参入 4K・HDR対応液晶テレビ「LUCAシリーズ」7機種を発売。
2019年の「黒物家電事業」本格参入に向けて、4K対応テレビ4機種、フルハイビジョンテレビ2機種、ハイビジョンテレビ1機種を2018年11月22日より発売します。
今回発売する4K対応テレビ「LUCAシリーズ」は、当社独自のチューニングにより、見たままの自然な色合いを忠実に再現した液晶テレビです。4K解像度(3,840×2,160)のパネルを採用して、明るい部分をより明るく、暗い部分をより深い黒で表現でき、細部まで高精細な画質を実現しています。
■商品特長
1. 色彩豊かな質感とディティールを自然に再現
自然の色彩と美しさを引き出す為、当社独自のチューニングにより、 過度な鮮やかさを抑え、自然な美しさが目にもやさしい映像を実現しています。
2.HDR対応でより自然な美しさを実現
現在、放送されているテレビや番組やブルーレイなどの映像は、ブラウン管を基準とした明るさの基準で、明るさを抑える必要があります。 今後増加が期待されるHDR映像は、表示できる明るさの基準が上がるため、色の表現力も上がり、一層美しい映像が楽しめます。
3.HDDを2台接続可能
USB端子を2系統搭載しているため、複数の録画コンテンツを保存できます。
4.「外付けHDD裏番組録画」対応
別売のUSBハードディスク(HDD)を接続するだけで、手軽にテレビ番組の録画が可能です。2チューナー搭載により1番組視聴中に裏番組を録画できます。