★ハタコトレイン広告炎上。広告代理店に巨額の広告費を投じて企業価値を棄損する愚★

↑視認性の悪さ、読み辛さ、メッセージのうっとうしさ、すべてにおいて酷く、こんな企画(広告)に阪急電鉄が何百万円~千万円単位で広告費を投じたのかと驚く。金をドブに捨てて自社も汚れてしまうという喜劇。

 

「阪急電鉄」と「パラドックス」がコラボレーションした「ハタコトレイン」企画がTwitterやヤフコメで盛り上がっています(炎上しています)。みんな暇なんだね!というのが率直な感想ですが、最近わざわざ広告に金を投じて、企業価値を棄損する度し難い事例が散見されますので、少しだけ考察します。

 

本件は「阪急電鉄が広告費を投じて企業イメージを下げる戦略を選んだ残念さ」そして「ブランディング会社(広告代理店?)が顧客から金を貰って顧客の価値を下げるという愚かさ」を我々に示してくました。傍から見ている分には興味深く愉快な事例ですが、広告炎上から学ぶべきケーススタディでもあります。

 

「ハタコトレイン」広告の下品さや広告センスのなさはさておき、企業が広告やブランディングに巨額を投じて効果を出せないどころか、逆にマイナスインパクトを与えたりブランド棄損をするケースは他でも多々あり、どうして学ばないのか不思議です。おそらく、リスク管理が出来ていないのでしょう。

 

広告の最大の目的は(費用対)効果を上げることです。それはブランドロイヤリティの向上であったり、商品やサービスの販売増であったり、ケースバイケースですが、成果を期待して広告を打ちます。しかし、広告はリスク管理をしなければ、企業価値を損なうこともありえるという危険があります。

 

「ドルチェ&ガッバーナ」の中国(China)での炎上&不買運動は、D&Gの中国事業そのものの存続の危機にまで発展してしまいましたし、程度の差こそあれ、ステマ広告、インチキ広告、等が炎上広告と化し、広告に投資をして自爆をするケースが近年増えており、広告も経営の重要な意思決定事項と位置付けて精査すべきでしょう。

 

だいたい、大抵の広告代理店は顧客企業の利益なんて微塵も考えていません(経験則)。現場のクリエーターや編集者はユニークなスキルを有した尊敬に値する方もいらっしゃいますが、広告会社の営業にバリューがあるでしょうか? 騙されないようにしましょう。

 

広告により棄損した企業価値の賠償や責任を広告会社に取らせることもできないのですから、広告会社なんて使わずに自社で企画するなり、クリエーターに直で発注をするなり、成果物管理を厳格にするなりすべきです。広告会社を信頼して得になることは微塵もないと認識することが第一歩です。

 

ハタコトレイン広告を主導したのが企画部なのか広報部なのかはわかりませんし、自社主導であったのか持ち込み企画かも不明ですが、阪急電鉄という素晴らしい鉄道運輸や各種サービスを提供している企業が、このような残念な企画広告で汚名を残すのは残念です。頑張って働いている現場の社員の怒りは幾何のものでしょうか。

 

ちまたには無能な広告会社やブランディング会社が溢れていますので、自陣に地雷を撒いて自分で踏みに行くような馬鹿なことをしないよう阪急電鉄の炎上を貴重な学びの機会としましょう。一番危険なのは、有能な敵ではなく、無能な味方ですから!

 

●公式サイト(公開停止?)

→【はたらく言葉たち×阪急電鉄】「ハタコトレイン」が6月1日から走ります

https://www.prdx.co.jp/topics/hatakotrain2019/

 

●阪急電鉄【公式】(@hankyu_ex)のプロモーションTwitter

→明治から数えて5つ目の元号を走り始めた令和の節目に、働く全ての人を応援する企画列車「 #ハタコトレイン 」を運行します。様々な業界・世代の働く人々の思いを紡いだ言葉集「はたらく言葉たち」とコラボし、仕事に誇りと志を見出す人々の言葉たちで電車内をジャックします!

https://twitter.com/hankyu_ex/status/1134036794033524741

 

●怒りに燃えるヤフコメの皆様。怖い…。

→「毎月50万円もらって...」 阪急車両ジャックに「時代の違う感性」と批判

https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20190610-00000003-jct-bus_all

 

※追記:ハタコトレインの電車広告は撤収された模様です。

→阪急電鉄「働き方啓蒙」中づり広告「月50万円」に「不愉快だ」など批判、掲示とりやめ

 

https://mainichi.jp/articles/20190610/k00/00m/040/238000c