★Amazonは薬も安い Amazonと実店舗の価格差は見逃せない水準へ(大衆薬のネット通販利用のススメ)★

 

◆Amazonを活用しない者は損をする時代へ | ネットと実店舗の価格差は拡大し情報弱者は馬鹿をみる | 風邪薬のAmazonとドラッグストアの価格差 | ケンコーコムが切り拓いた医薬品通販市場をAmazonが支配しつつある現実◆

 

 

①Amazonで販売している風邪薬をドラッグストアで購入した話(超割高)

 

つい先日,風邪をひいて,今すぐ薬が欲しいという状況に陥って,何年振りかにドラッグストアで風邪薬を購入しました.普段であれば,日用品を含めてほとんどすべての生活用品をAmazonで購入しています.プライム会員であるため,基本的に送料無料,翌日配送で欲しい商品が届く.それは医薬品や風邪薬も例外ではありません.だから,朝起きて喉が痛くて耐えられず.すぐに薬を入手したいという状況に直面し,土曜日で病院が休みで困った.という事態でなければ,ドラッグストアを利用することもありません.

 

購入したのはペラックT錠.Amazonで991円で販売されている商品が店頭価格では1,625円でした.その価格差1.6倍以上.再びAmazonの価格と店頭での表示値を見比べて,一日くらい我慢しようかと思いましたが,わざわざ来たのに引き返すのも馬鹿らしいですし,現在進行中で体調は悪くなっていく.薬はいますぐ欲しい.だから,悔しい思いをしつつも,実店舗で購入しました.

 

Amazonとドラッグストアの薬の価格比較

 

ネットショッピングと,実店舗の価格比較を表せるこれほどわかりやすいケースもないと考え,ご紹介した次第です.ドラッグストアが高値で薬を売っている!と糾弾するつもりはありません(実際には不愉快極まりないけれども).実店舗は賃料もかかれば人件費もかかる.固定費からしてネット店舗に負けているのに,人件費等も余分にかかっている.だから,ネットショップよりも実店舗の商品価格が高くなるのは理解できなくはない.

 

それでも,自ら店舗に訪問して買いに行く手間と時間を考えると,送料無料で翌日に届くネットショップ購入の付加価値は,価格だけではなく時間や利便性の観点でも高く,リアルタイム性を要求される商品以外は実店舗で購入するメリットは,ほとんどないことを改めて実感し,なんともやるせない気持ちになりました.普段からネットショッピングが当たり前になっていると,店頭価格がどうなっているかなんて気にもしない.だから非常に学びがある経験にはなった.

 

 

②Amazonを利用していない情報弱者は損をする時代(情報リテラシー格差)

 

つまり,ネットショッピングを利用していない(主にAmazonを知らない)ご高齢の方や情報弱者は,高い値段(必要以上の費用)を払って,不便な思いをして,商品を購入しているという,残酷な情報とリテラシーのキャズムが発生しています.生鮮食品や緊急時の医薬品など,リアルタイム性を求める商品以外は,実店舗の価値は明らかに薄れている.

 

もちろん,体験型の店舗や,店員が付加価値を持つ業態などは,店舗を持つことの優位性を顧客にPRできるでしょう.しかし,残念ながらマスプロダクトにはそれがない.風邪薬はどこで購入しても同じ品質であるし,ミネラルウォーターもコカコーラも,どこで購入しようが同じ商品で,商品を家まで届けて貰える分だけ,通販に価値があり,そして実店舗で購入する場合よりも価格が安いことがほとんどです.

 

その生鮮食品の通販もあと5年もすれば,がらりと世界が変わるでしょう.そもそも,スーパーマーケットで販売している商品は,野菜や魚,牛肉,豚肉,鶏肉など,スーパーマーケットでなければ購入できない商品を除けば,調味料やインスタント食品などの賞味期限が長い商品はAmazonでの販売価格の方が安いことが多々あります.

 

生鮮品は鮮度管理や販売ロスなどの管理に手間と費用がかさむ割に,近隣店舗との競争もあるから価格は下げにくいけれども,味噌や醤油やカップラーメンやペットボトル飲料などは,コンビニよりも安い価格を提示しておけば良い.大抵の店舗はここで利益を稼いでいます.

 

確かにマクロ経済的にはデフレは悪であり,インフレこそが正義だという意見に異論はありません.でも,同一の商品が様々な価格で売られている一物多価の現実があって,その割高に購入している層が高齢者などの情報弱者であるとするならば,この現状は壊してしまえば良い.そう思いませんか?

 

 

③ケンコーコムが薬のネット販売を先行するも,Amazonが大衆薬販売も市場の支配者となる

 

ご存知の方も多いと存じますが,一般用医薬品(大衆薬)のネット販売権は,新興企業が裁判の上に勝ち取った歴史の上に築かれています.日本の既得権益は自身の利益を守ることだけに関しては非常に有能で,この高度にITとインターネットが発達した時代に,大衆薬を第1類から第3類医薬品に分類し(必要性が疑問),厚労省は省令で第1類医薬品と第3類医薬品については「店舗で対面で販売させなければならない」と定めてネット販売を原則禁止するという愚策を施行しました.

 

これに対し,旧ケンコーコムとウェルネットが原告となり,

「ネット販売を規制すべきだとの趣旨を明確に示すものは存在しない」

「国会がネット販売を禁止すべきとの意思を持っていたとも言い難く,省令の規定は違法で無効」

という判決を勝ち取り,やっと薬のネットショッピングが合法的に実施できるようになった次第です.

 

その後,処方薬から処方箋なしで購入できる大衆薬に変わって原則3年以内の薬を「要指導医薬品」に分類し,副作用リスクなどを理由に薬剤師による対面販売を義務付け,ネット販売を禁じるという判決が下されるなど,紆余曲折はありつつも,大衆薬のほとんどのネット販売が解禁され,その道を切り開いたケンコーコム社の功績は大きいでしょう.

 

この過程でわかったことは,他国では随分前に認められた一般大衆薬のネット販売を禁じるという馬鹿げた道を歩み,日本だけが利用者の利便性やグローバルビジネスの競争から置いてけぼりになるという愚かさでしょう.そして,先行したケンコーコム等の企業に代わり,Amazonがその市場で覇権を握りつつあるというのはなんとも日本的な非生産性と言えるのではないでしょうか?

 

既存のドラッグストアは実店舗を守らねばならないため,ネット通販に参画することはしません.そもそも大衆薬や処方箋を必要としない薬に問屋的役割が必要でしょうか? 製薬企業が直接消費者に販売したり,小売店に卸した方が,薬の管理も簡易になり,鮮度も維持される.しかし起きている現実は,情報弱者がドラッグストアで割高な薬を購入し,偽情報を信じて効果のないサプリメントに手を出す.

 

情弱を騙す輩が儲かるビジネスが確立されており,薬のネット販売を禁じるような下らない規制をするなら,科学的効果が立証されていないサプリメントを禁じれば良いのに,この国の行政と既得権益は無駄な規制ばかりをつくり,撤廃すべき規制を維持したがる.Amazonが便利で消費者にとってお得なサービスを展開すればするほど,日本のITビジネスの遅れが目立つ現実に,一つでも勝てるビジネスを展開したいと決意を新たにした次第です.ではでは!(喉のイガイガにはペラックTおすすめです).