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★AIスピーカーは使えるか?→中途半端なデバイス 必要な機能から考える音声AIの未来★

aiスピーカー , スマートスピーカー

◆AIスピーカーって騒いでいるけれど「Amazon Echo」「Google Home」 「Apple Home」「LINE WAVE」で何するの? 何が出来るの? 何がしたいの? スマートスピーカーの未来を考察 ◆


 

AIスピーカーが話題になっている。「Amazon Echo」「Google Home」「Apple HomePod」「LINE WAVE」など、次々と商品がリリースされ、スマートスピーカーが生活を変えるなどといったネタがまことしやかに語られている。だがしかし、私は非常に冷めた目でこれを見つめている。

 

そのAIスピーカーという名の箱に買う価値と、有益な機能があるだろうかと問いたい。スマホやタブレットにその機能がつけば不要ではないか? なぜならば、現時点でも「SIRI」や「OKGoogle」で様々なことに応えてくれる。液晶のついていないAIスピーカーがどうして優位性を持てるというのだろう。

AIスピーカーの機能を野次っているわけではない。家電がIoT化されて、エアコンの温度設定など、これまで手を動かさなければいけないことが音声でコントロール(ショートカット)できるようになることには大きな価値がある。

 

そう、我々が求めているのは「音声認識」機能なのだ。だから音声アシスタントをする機能が箱である必要性はどこにもなくて、スマホやタブレットに音声AIが搭載されれば良い。こんな当たり前のことを指摘している人が少ないのは、想像力の欠如といえるだろう。iPhone X に十数万円も払って買い、Youtube見て、SNS投稿するのがスマホですることのほとんどの人ばかりな世界では、Apple大好き!って叫ぶことが求められているのだろう。

 

 

なおAIスピーカーで実現できること、何をするのか等については、検索結果が腐れアフィリエイト記事で溢れているので 

→2万円台でスマートホーム 値ごろ商品は買いか 

→日本語もどんどん賢くなるアマゾンのスマートスピーカー「Echo」が来週出荷

をご覧になっていただければと思う。にしても、ググった結果がカスだらけの現状は本当に酷い(★“ゴミサイトを上位表示する検索結果の信頼性”なぜゴミ記事がGoogleに優先評価されるのか?★

 

 

●音声AIをスマホとタブレットに搭載すれば良い

 

間違いなく近いうちにスマホやタブレットに音声AI機能が追加される。スマートスピーカーという聞いて話せる機能のついた箱よりも、そこに液晶画面がついていた方がずっと便利だからだ。

 

一番先に消えるのはカーナビゲーションだろう。現時点でもタブレットに対する優位性がないと考えるが、目的地をタッチ入力する手間や、運転中に操作することの事故リスクを考えれば、音声認識機能が常にスタンバイされたタブレットを搭載し、目的地を声で入力することで最短経路をナビで示してくれれば良い。

 

GoogleMapの経路案内やYahooカーナビなど、現時点でも従来型のカーナビよりもずっと賢い。地図の拡大や縮小など、クリックやフリックを音声で実現できるようになれば、利便性が大きく向上することだろう。

 

そして次にパソコンとテレビ。パソコンはキーボードによる入力が必要であるし、テレビもリモコンを経由しなければ反応しない。このパソコンとテレビに音声アシスタント機能がついたらどうだろうか?

 

キーボードやスマホクリックでググっていることを音声認識して応えてくれる。テレビに向かって話しかけることで求める情報が音声と画面で表示される世界。ワクワクしないかい?

 

 

●テレビとパソコンにAIのイノベーションを期待

 

AI、AI、AIと馬鹿騒ぎしているけれども、大抵は既存技術を活用しただけのフェイクが大半であるし、AIスピーカーを利用して実現したいことや利便性を高めるイメージを持たずに持ち上げているのには違和感がある。そもそも日本はタブレットの普及率さえ30%程度のIT後進国なのだ。

 

キッチンでスマホ操作しながらレシピを検索したり、小さな画面をのぞき込むその痛々しい状況を、タブレットを導入することと、WiFi環境を整えることで改善することからはじめたら良いと思う。1万円から買えるタブレットを持たずに10万円するiPhone買って、液晶が割れても使い続けるなんて理解に苦しむよ、パトラッシュ。

 

大事なことなのでもう一度言おう。AIスピーカーなんて中途半端な箱はいらないから、音声認識機能と、音声で操作できる機能をスマホとタブレットに搭載したらどうか? そしてその機能をパソコンとテレビに広げていただきたい。

 

おそらくGoogleやAmazonは研究開発を進めているだろう。日本の家電メーカーには地上波を見る道具としてのテレビから、テレビで出来ることの世界を広げることにヒト・モノ・カネを投資することを期待したい。日本には言語という区別化要素もある。まぁ、電子レンジにAI搭載など、付加価値をつける方向を間違っている企業に期待するのは難しいかもしれないけれども。